ちょっと前に展示会サイトの一部更新をやった時に、お客さんからクレームが。
作業中の状況(文字がずれたり)が見られてしまったらしく。
「公開してるページなんやから、作業中の状況が見えんようにしてくれっ!」と。
言わんとすることはもちろん分かる。さて、どうするか。。。
とりあえずミーティング
制作チーム関係者集める。
今回はグローバルナビゲーション(以下、グロナビ。Webサイトでだいたい上の方に作るメニュー)の変更依頼。
お客さんからは変更の日時指定有り。
指定日時までは本番のグロナビ変更するわけにいかん(全ページの共通部なんで)から、テストページ作って。
その中央のコンテンツエリアに無理やりグロナビもどきを作って、お客さんに確認してもらってた。
HTMLとかCSS変更を予約するって機能は持ち合わせてへんから、テストページのグロナビもどきを本番のグロナビに反映させる時点で、多少試行錯誤。そこを見られた。。。
って状況を踏まえ、やっぱ、テスト環境を準備しようと。
当たり前っちゃ、当たり前の話。
ただ、一気に制作して公開まで持っていくような案件やと、あんまテスト環境を準備してへんって現実もあるらしく。
まぁ、判断むつかしいとこやね。
細かすぎる指摘が
とりあえずテスト環境をちゃんと準備して、その準備費用はお客さんからもらおうと話がまとまりかけた時。
一人が「テスト環境で問題は完全にはクリアでけん。ブラウザキャッシュの問題もあるし。」と。
ブラウザキャッシュって、何回か訪問するWebサイト表示を早くするために、HTMLとか画像とかをPCに溜め込んどく機能。
2回目以降のサイト訪問時に、HTMLとか画像とかを全部ダウンロードしてくるより、自分のPCにある画像使った方が早いと。
ただ、サイト更新作業をした時なんかは、こっちは修正してからお客さんに連絡しても、お客さんPCのキャッシュが古かったら、「直ってへんやんっ!」って言われることも。
持つべき大事な視点
確かにブラウザキャッシュの問題は残る。
でも、この時に大事な視点は、お客さん目線になるということ。
特に今回のお客さんは、いっぱい展示会を手掛けてて、都度Webサイトを立ち上げてる。
業者は毎回コンペ。
やから、常に他の業者と比較されてる状況で、まずは、うちの会社が 著しく劣っている と思われへんようにせなあかん。
その視点から考えると、
・テスト環境 → 準備せなあかん
・ブラウザキャッシュ → 仕方ない問題なんで、運用で回避してもらう
となる。おそらく他の業者も同じレベルやろうから。
お客さん目線でとか、よぉ言われるけど、結局は自分らのため。
例えば、今回の問題で、開き直るってパターンもあるかもしれん。
「急な変更ばっか言うてくるし、多少のずれが見えたりするんは、しゃーないですわ。」って。
もしかしたら、今回の案件はそれで押し通せるかもしれん。
でも、お客さんはそんな業者を次からは選ばんよね。
実際、手ぇ動かしてる人にとっては、色んな思いがあるやろう。
ま、今回の案件も確かに修正多いし。急にって言われることも多い。
ただ、その気持ちは汲み取りながらも、やっぱりお客さん目線って忘れたらいかんなと思た出来事。
自分らのために。
Web一年生が偉そうなことを書いてもたが。
たぶん、真実。
ほな。