昨日、前職の人間は売上とか従業員数の規模で自分の価値を図ろうとするって話を書いて。
何か嫌なことをちょっと思い出した。
自己中なパワーゲーム
その一つがパワーゲーム。
前職で仲の良かった同期Oが出世するにつれ、変わっていった。
「あいつは自分のグループに欲しい。こいつは向こうのグループに行かせたい。」と。
ええ仕事をするためには、ええ人材が必要なんは分かる。
でもそれは会社全体のことを考えての判断が必要。
もちろん、そんなグループとかプロジェクトレベルの人選を社長がやるなんて無理やけど、思想としては会社全体のためってのがないといかんと思う。
彼にはそれが無かった。
とにかく自分の成績のため、出世のため。
自分が有能やと思う人間、好きな人間だけを集めて、自分がいらんと思う人間は別グループへ。
ついでに言うと、お客さんも選別して。
売上が大きいお客さん、おとなしいお客さんは自分のとこ。
売上の割に手間がかかるとこ、うるさいお客さんは何とかして別のグループとか、関連会社に持っていこうとする。
それをめっさうまいことやってた。
んで、とんとん拍子で出世して。
必要以上の他者批判
前職では、事業縮小とかお客さんの統合とかをきっかけに部署が無くなることがあって。
ある時、ある業種担当のSE部門で、お客さんの統合により大阪の部署が無くなると。
そこに所属してた人達の中で、大阪勤務希望の二人がわし(と同期)の部署に来た。
そのうちの一人がどうしても仕事の適性が低くて。
問題視されてた。
一応、部署に受入れする際は面談があって。
面談者はOとは別のU部長。
U部長も能力的には微妙さを感じつつも、大阪で働きたいという本人の希望を考慮して受入れた。
そのことについてOはU部長のことをさんざんこき下ろしてた。
「あんなん取ったUが悪い」、「俺やったら絶対取らんかった」等々。
そんなこと言うたって、前の部署が無くなったんは彼のせいじゃないし。
彼も望んでうちの部署に来たわけやない。
人事が会社として採った以上、どっかで活かさなあかんわけやし。
まぁ、結局、自分が上の人によく見られるようにするがために、他者批判を繰り返す。
そんなことしてたな。
大企業でのしがらみとはおさらば
そんなこんながあって、最後はOとは距離ができていった。
冒頭で出世とともに変わっていったと書いたが、変わったのか、元々そういう奴ってことをわしが見抜けんかっただけなんか。
考えてもしゃあないから考えんけど。
なんか書いててちょっと悲しい気持ちになるわ。
一番身近やったんで同期のOのことを書いたが、実際にはそんな奴は会社にいっぱいおった。
まぁ、大企業ってこんなもんってとこでもあると思う。
自分のために組織を触ろうとしたり、お客さんの担当をころころ変えたり。
そういうエネルギーをもっとお客さんに相対する正業のために使ったら、もうちょっとええ会社になったと思うんやが。
ま、完全に負け犬の遠吠えやね。
そんなんが嫌で自分一人で何とか仕事をしたいと思い、起業を目指したがうまくいっておらず。。。
諦めたわけやないが。
やっぱ前職は辞めて正解という、自分の正当化をしつつ。
Web制作会社で修行中。
がんばろっ。
ほな。