働き方改革や副業解禁といったキーワードが叫ばれて久しい。
日本の(特に大企業においては)働き方改革は一生懸命取り組んでるけど、副業解禁はまだまだって感じかな。
前職の会社がまさにそうやった。
働き方改革ってのも、前の職場では色んな弊害を巻き起こしとったが、それはまた別の機会に。
企業が副業に対して後ろ向きな理由
企業が副業に対して後ろ向きな思いを持ってるのは、副業に一生懸命になり過ぎて本業のパフォーマンスが落ちたら困るってことやろう。
気持ちは分かる。
これには企業が簡単にクビを切れんってのがネックになってんやろな。
本業は適当にやっててもクビを切られへんとタカをくくって、副業に精を出すってヤツも出てくるやろう。
ま、でもこれに対しては、あまりにもひどいのはクビにしていくしかないやろな。
企業の生き残り戦略は副業
一方で収入の複線化って観点からすると、企業は当たり前にやってる。
大口の取引先が売上の8割を占めるって会社の社長は、もう一つ柱になる契約先を探そうとするやろし、
経営戦略として事業の多角化を進めるってことも普通にやってる。ポートフォリオマネジメントの花形とか負け犬とかってヤツね。
新たな契約先の獲得とか、事業の多角化って個人レベルで言うとどっちも副業。
企業はなんでやってるかって言うと、やっぱり一本足打法は危険やからってこと。生き残っていくために。
この事実を踏まえると、副業禁止って声高らかに言えるのは、「社員のことは一生面倒見ますっ!」って言える会社だけやと思う。
でも、そんな会社、今あるわけない。経団連の会長もトヨタの社長も「終身雇用はムリ」言うてんねんから。
一本足打法は超キケン
一本足打法は超キケンやってことを今、つくづく痛感してる。。。
わし、辞める直前まで会社に求められることを優先して仕事してきた。
自分自身はモノ作り(ソフトウェア系)が好き、楽しいって志向があったけど。
会社の立場、年齢が上がってきた自分の立場から、キャリアの半分以上はマネジメントをやってきた。
でも、もうこの会社に未来は無いと思って辞めた。
すると・・・
次の選択肢、すげー狭い!!
もう会社員はこりごりと思って、クラウドソーシングを覗いてみるが、「あぁ、もっとプログラム出来たら、これで生きていけるのに」と打ちのめされるばっか。。。
ま、そうよね。
プロジェクトマネジメントがフリーランスって普通に考えてありえへん。いろんな人の責任範囲をまとめて、最後の責任取るところやから。
一方、プログラマとかWebデザイナーは腕さえあれば、フリーランスでもなんぼでも仕事ある。あくまでも自分の範囲をしっかりすればええから。
ほんまに20代に戻ってプログラミングをしっかりやりたいと思ってしまう。もう一本、足を増やしたいと。無理やけど。。。
まとめ
個人の生活にフォーカスを当てると、副業ってことは常に視野に入れといた方がええと思う。実際にやるかどうかは別にして、下地は作っておくとか。
繰り返しになるけど、一本足打法はキケン。特に自分の仕事が、その会社にいるからこそ成り立ってるって場合は。
わしは自主的に退職を選んだけど、会社都合のリストラで突然職を失うってことも全然あるし。その保険は自分で掛けとくしかない。
ただ、そのためには本業もしっかりと。決まった時間、会社におればお金もらえるってな意識でいてると、それはさすがにしっぺ返しくらうと思う。
本業であれ副業であれ、仕事はきちんとやらなあかんという意識で取り組むしかない。でないと仕事無くなると。
そういう意味で実践すべきは複業。
こんなこと言うてて、自分が複業を実践していけるかはまだ分からんが。。。
頑張ろっ!
ほな。